『多文化都市ニューヨークを生きる』—異文化の中で奮闘する日本人のリアルな記録

ニューヨークは、世界中から人々が集まる「多文化都市」。白人が半数以下となり、ヒスパニック系、アフリカ系、アジア系など、さまざまな人種が共存するこの街では、異文化との交流が日常の一部です。しかし、その華やかさの裏には、貧困、麻薬、銃犯罪、人種差別といった厳しい現実も存在します。

本書では、プエルトリコ人と恋に落ちた日本人青年が、ニューヨークのラテンアメリカコミュニティに溶け込んでいく過程が描かれています。波乱万丈の結婚生活や子育て、そして異文化の隣人たちとの交流を通じて、「異文化の中で生きること」の意味を深く考えさせられます。